町田市国際版画美術館で開催された「はんび浮世絵プログラム2019 美人画の時代 春信から歌麿、そして清方へ」のメモです。
18世紀後半から近代にかけての日本の「美人画」の軌跡を版画、版本、肉筆画で辿る展覧会。
まずは展示の要望が多かったという「歌麿」の作品を、ふるさと納税で集めた資金で収蔵したというお知らせあり。よかったね!
喜多川歌麿「当世好物八景 はなし好」(1803年)
ちなみに、これは8枚シリーズのうちの1枚。「はなし好」のほかは、「もの好」「子供好」「出好」「さけ好」「馳走好」「さわき好」「たのしみ好」。
磯田湖龍斎「雛形若葉の初模様 丁子屋ひな鶴 やそじ やその 折つる きよつる さよつる」(安永9-10年(1780-81)頃)
実在した吉原の遊女を描いた100枚越の揃い物のうちの1枚。うーん、全員同じ顔に見える…。
鳥居清長「風流座敷八景 塗桶暮雪(ぬりおけぼせつ)」(安永(1772-81)中期)
通称「江戸のヴィーナス」と呼ばれる清永の八頭身美人。これは鈴木晴信の「座敷八景」のリバイバルだそうです。
喜多川歌麿「写シ上手本絵の姿見 四睡之図(うつしじょうずほんえのすがたみ しすいのず)」
(寛政10-12年(1798-1800)頃)
禅画の画題「四睡之図」のやつし絵。豊干は遊女に、寒山拾得は禿に、虎は猫になっています。右上に元絵が描かれていますね。
水野年方「三十六佳撰 湯あかり 寛政頃婦人」(明治27年(1894))
見上げる猫がかわいい。
橋口五葉「長襦袢の女」(大正9年(1920))
五葉好きです。
ほかにも春画の最高傑作の双璧と言われる清長の「袖の巻」と歌麿の「歌まくら」や、鏑木清方や上村松園の絹本着色の絵など展示。
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展覧会情報
会場:町田市国際版画美術館
会期:2019年10月5日(土)~11月24日(日)
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この記事は当時公開していなかった記事を改稿し、2025年に公開しました。





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