2019-11-22

美の饗宴 ─西洋の美人像─

町田市国際版画美術館 のミニ企画展「美の饗宴 ─西洋の美人像─」についてのメモです。

3人の美しい女神が登場する「パリスの審判」が2枚。

アルブレヒト・アルトドルファー「パリスの審判」(1515/18年)

ゼバルト・ベーハム「パリスの審判」(1546年)

なんか…どっちもちょっと怖いねえ…。


版刻:ルイ=マラン・ボネ 原画:フランソワ・ブーシェ「花の女神フローラ」(1769年)

特徴あるお顔。実在のモデルに似せたのか、画家の趣味か…??


ブーシェをもう一枚。

版刻:ルイ=マラン・ボネ 原画:フランソワ・ブーシェ「ウェヌスとクピド」(1767年)

青紙に白と黒の2色刷り。


版刻:ヤン・サーンレダム 原画:ヘンドリク・ホルツィウス
「ホロフェルネスの首をもつユディト」(1595年頃)

ユディトの絵って鑑賞者を見ていることが多いような気がするんだけど、これは上見てるね。

斬首つながりで…

ゲオルグ・ペンツ「キュロスの首をもつトミュリス」(1539年頃)

どっちも誰??だったので調べた。

ヘロドトスの「歴史」に登場する逸話だそうで。アケメネス朝ペルシアのキュロス大王は、マッサゲタイ族のトミュリス女王の息子を謀略で討ったため、激怒したトミュリスはキュロス軍に戦闘を仕掛ける。激戦の末、キュロス大王は戦死。トミュリスは彼の首を切り落とし、血で満たした器に沈めて復讐を遂げた。

…とのこと。たくましい体つきの女王。伝説の人物ではあるけれど、なにも裸にしなくてもいいのにね。


ジョン・ウェスレイの「一角獣の夢(Dream of Unicorns)」(1928年)も面白かった。ビキニにハイヒールの女性が横たわる下に3匹のサイ。


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展覧会情報

会場:町田市国際版画美術館 常設展示室
会期:2019年9月26日(木)~12月22日(日)

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この記事は当時公開していなかった記事を改稿し、2025年に公開しました。

美人画の時代

  町田市国際版画美術館で開催されたはんび浮世絵プログラム2019 美人画の時代  春信から歌麿、そして清方へのメモです。


 18世紀後半から近代にかけての日本の「美人画」の軌跡を版画、版本、肉筆画で辿る展覧会。



 まずは展示の要望が多かったという「歌麿」の作品を、ふるさと納税で集めた資金で収蔵したというお知らせあり。よかったね!

喜多川歌麿「当世好物八景 はなし好」(1803年)

ちなみに、これは8枚シリーズのうちの1枚。「はなし好」のほかは、「もの好」「子供好」「出好」「さけ好」「馳走好」「さわき好」「たのしみ好」。


磯田湖龍斎「雛形若葉の初模様 丁子屋ひな鶴 やそじ やその 折つる きよつる さよつる」(安永9-10年(1780-81)頃)

実在した吉原の遊女を描いた100枚越の揃い物のうちの1枚。うーん、全員同じ顔に見える…。


鳥居清長「風流座敷八景 塗桶暮雪(ぬりおけぼせつ)」(安永(1772-81)中期)

通称「江戸のヴィーナス」と呼ばれる清永の八頭身美人。これは鈴木晴信の「座敷八景」のリバイバルだそうです。


喜多川歌麿「写シ上手本絵の姿見 四睡之図(うつしじょうずほんえのすがたみ しすいのず)」
(寛政10-12年(1798-1800)頃)

禅画の画題「四睡之図」のやつし絵。豊干は遊女に、寒山拾得は禿に、虎は猫になっています。右上に元絵が描かれていますね。


水野年方「三十六佳撰 湯あかり 寛政頃婦人」(明治27年(1894))

見上げる猫がかわいい。


橋口五葉「長襦袢の女」(大正9年(1920))

五葉好きです。


ほかにも春画の最高傑作の双璧と言われる清長の「袖の巻」と歌麿の「歌まくら」や、鏑木清方や上村松園の絹本着色の絵など展示。

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展覧会情報

会場:町田市国際版画美術館
会期:2019年10月5日(土)~11月24日(日)

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この記事は当時公開していなかった記事を改稿し、2025年に公開しました。